Last Updated on 2021年9月26日 by なっしゅ
【はじめに】
家にいる時間をもっと心地よく。
そんな人に支持されるのが「無垢材」で、根強い人気があります。
しかし、実際には「無垢材って何なのかはっきりわからない」と思う方もいるでしょう。
また、「無垢材の種類はたくさんあるため、その違いが良く分からない」という方もいるのではないでしょうか。
こちらの記事では、
無垢材についての基本的な知識から、
無垢材の種類とその特徴について簡単にご紹介していきます。
この記事を読んだ後は、
無垢材の家具選びが今よりちょっと楽しくなるはずです。
無垢材とは
「フローリングは無垢材にしたいな~」という無垢材のフローリングに憧れている方もいると思います。
それでは、一体無垢材とは何を意味するのでしょう?
コトバンクによりますと無垢材を以下の言葉で定義しています。
合板や集成材ではなく、使用する形状で丸太から切り出した木材。
割れやひびなどが入りやすいが、天然木本来の風合いを持ち、室内の湿度を調整する働きもある。
「合板や集成材でなく」という言葉が入っていますね。
合板とは薄くスライスした単板(ベニヤ)を多層、接着した木質材料のこと、
集成材とは小さい木材(板材)を接着剤で再構成して作られる木質材料のことです。
つまり、人間の手によって、木を切ったものをくっつけて貼り合わせえるという、加工されたのが合板、集成材となり、
その以外が無垢材となります。
よって無垢材とは切ったままの天然木100%ということになります。
木の自然な質感が魅力であり、化学物質を含まない自然素材としても注目されています。
家具やインテリアに使われる無垢材はどんな種類がある?
家具に使われる主な木の種類とその特徴について簡単にご紹介していきます。
パイン(松)
パインという呼び名から、パインという木があると思っていらっしゃる方もいると思いますが、パイン材はマツ科の木から取れます。
パインの特徴は、色が明るく、節が多いため、ナチュラルな雰囲気が出ます。
無印用品でも、パイン材ユニットシェルフやパイン材チェスト、パイン材のローテーブルなど多くのパイン材の家具を扱っており、どの商品も明るい印象があります。
オーク
日本ではナラ材と呼ばれており、古くから使われてきた木材の一つで、美しい木目が特徴です。
肌目が粗いため、見た目に重厚感があります。
無印用品でも、オーク材の家具が販売されており、無印用品では主に北米産ホワイトオーク材を使用しているそうです。
ケヤキ
ケヤキは、日本、中国、朝鮮半島がおもな原産地で、くっきりとダイナミックな木目が力強い印象を与えます。
お寺の建築には欠かせないものだったそうです。
お盆やお椀などの漆器、和太鼓や餅つきの臼や杵などとしても使われ、
格調の高さを感じさせます。
ブナ(ビーチ)
曲げても使えるため、曲げて使用されることが多く、家具の脚や背もたれでよく見かけられます。
優れた加工性と割れにくい性質から様々な用途に使用されています。
きめ細やかな木目と明るいカラーが可愛らしい木材です。
無印用品では、ブナ材デスクやブナ材サイドテーブルを見かけますが、色合いが白く可愛らしい印象です。
スギ(杉)
スギはとても軽いので、「家具は軽いのが良い!」という方におすすめです。
またスギは、家具の反りの原因になる湿気を逃がしやすく、
狂いが生じにくい木材です。
多湿な環境でも安心して使える、木材です。
スギはまっすぐと伸びて成長するので、床材としても用いられることが多いようです。
杉の家具屋さんを見つけましたので
ご紹介までに。
杉家具工房さん
ヒノキ(檜)
ヒノキは日本を代表とする高級な木材で、有名なのがヒノキを使ったヒノキ風呂です。
ヒノキ材は、一般的にスギよりも強度があり、見た目は白っぽく、木の中心に近い部分がピンク~黄色を帯び匂いが優れています。
ウォールナット
ウォールナットは、クルミ科の植物で、アメリカ東部およびカナダのオンタリオ州が主な産地です。耐衝撃性に強く、木肌が美しいです。
無印用品では、ウォールナット材のチェストや スタッキングシェルフを見かけますね。他の木材にはない焦げ茶が印象的です。
チーク
チークの印象は濃淡のコントラストがはっきりした落ち着いた美しさです。
また、とても多く油分を含んでいるので、
摩擦、酸化、腐食、湿気、白蟻などの虫害にも強く耐用年数が非常に長いのが特徴です。
まとめ
記事を読んでいかがでしたか?
何となく無垢材へのイメージが掴めたのではないでしょうか。
無垢材は種類が豊富なため、購入時に迷ってしまうことが多いですが、無垢材の種類とその特徴を知ることで、以前より用途に合ったものを選ぶことができると思います。
あなたのお気に入りの一品が見つかるといいですね!!あなたの家具選びの参考になれば幸いです。